アラームが鳴らない原因の切り分け方:3分で終わる順番チェック

朝、セットしたはずのアラームに起こされなかった。その日の夜に原因を検索すると、機種別の話、音量の話、省電力の話がばらばらに出てきて、どれが自分に当てはまるのか分かりません。
このページは、その散らばりを一列に並べ直したものです。アラームが鳴らない原因は、設定・音量・OS・アプリ・本体の五か所のどれかにあります。確かめやすい場所から順に見ていけば、たいてい3分で切り分けが終わります。順番には理由があって、手前ほど確かめるのが速く、しかも実際に原因であることが多いからです。
一番目:設定側。原因の半分はここで見つかります
拍子抜けするようですが、最初に疑うのはアラームの設定画面そのものです。確かめるのは四つ。
時刻が合っているか。特に AM と PM の取り違えは、12時間表示のままだと気づきにくい定番です。次に曜日。「平日のみ」の繰り返しにしたアラームは、祝日や土曜には黙っています。三つ目は、そもそもスイッチがオンか。時刻を編集したあと、オフのまま保存してしまう操作ミスは誰にでも起こります。最後に、昨夜「今回のみオフ」にして戻し忘れていないか。
ここまでで1分かかりません。そして経験上、鳴らなかった朝の原因の多くは、この四つのどれかです。
二番目:音量側。アラーム音量は着信音量と別の系統です
設定が合っていたら、次は音の経路です。ここで知っておくべきことが一つあります。多くのスマホで、アラームの音量は着信音量と別の系統になっています。横の音量ボタンを最大にしたつもりでも、変わっていたのは着信や動画の音量で、アラーム音量は小さいまま、ということが普通に起こります。設定画面の「サウンド」や「音」の項目を開き、アラーム音量のスライダーを直接確かめてください。
もう一つの見落としがイヤホンです。ワイヤレスイヤホンがつながったままだと、アラームの音がイヤホン側にだけ流れる機種があります。ケースに戻したつもりのイヤホンが接続を保っていた、というのはよくある話です。
マナーモードとの関係は機種と設定で答えが変わるので、この記事では枝分かれの入口だけ示します。マナーモードが原因かどうかの確かめ方と対処は、マナーモードでアラームが鳴らないときの対処法にまとめてあります。
三番目:OS側。省電力の仕組みがアラームを黙らせることがあります
設定も音量も問題なければ、OS の省電力機能を疑います。バッテリー残量が減ると自動でオンになる省電力モード、アプリごとの電池の最適化、そして使っていないアプリの自動休止。これらはバックグラウンドの動きを後回しにする仕組みで、目覚ましアプリはまさにバックグラウンドで時を待つアプリです。
もう一つ、アプリの強制終了です。タスク一覧からアプリをスワイプで消す癖がある場合、目覚ましアプリまで一緒に終了させていないか思い出してください。機種によっては、強制終了されたアプリはアラームを鳴らせません。
四番目:アプリ側。権限が一つ欠けるだけで黙ります
標準の時計アプリではなく目覚ましアプリを使っている場合は、権限を確かめます。見るのは三つ。通知の権限、アラーム(正確な時刻に動く)権限、バックグラウンドでの動作の許可です。OS のアップデートのあとに権限が初期化されて、それまで鳴っていたアプリが黙ることもあります。
ここから先の手順は機種で分かれるので、それぞれの記事に送ります。iPhone はiPhoneでアラームが鳴らないときの対処法、Android はAndroidでアラームが鳴らないときの対処法で、設定画面の場所まで書いています。
五番目:ハード側。最後に本体を疑います
ここまで全部通り抜けたら、残るは本体です。スピーカーが壊れていないかは、音楽を数秒流せば分かります。着信やイヤホンでは音が出るのにスピーカーからだけ出ない、という壊れ方もあるので、必ずスピーカーから鳴らして確かめてください。
もう一つは、再起動待ちの状態です。長く再起動していない端末は、動きが不安定になることがあります。アップデートの適用が途中で止まっているときも同じです。一度再起動して、数分後のアラームを試しにセットしてみてください。それから当たり前のことを一つだけ。電源が切れた端末では、どのアプリのアラームも鳴りません。充電が心もとない夜は、ケーブルにつないでから寝てください。
原因が分からないまま、明日の朝が来る場合
五か所を確かめる時間が今夜はない。あるいは確かめたのに原因が特定できない。その場合は、原因さがしを打ち切って、今夜は二重にしてください。
やることは二つです。まず、標準の時計アプリと目覚ましアプリの二本立てにして、時刻を数分ずらしてセットします。標準の時計とアプリは別の経路で鳴るので、片方の系統に原因が残っていても、もう片方が生き残ります。次に、置き場所を分けます。同じ枕元に二台の役目を負わせず、たとえば片方を部屋の反対側に置く。イヤホン接続や音量の取りこぼしが一台にあっても、もう一台には及びません。
そのうえで、二本立ての「アプリ側」に何を置くかという話が残ります。Wake Boom は、アラーム音量が小さいままだと設定画面で警告を出し、止めるには前夜に選んだミッションを終える必要がある作りです。原因さがしが終わるまでの保険としても、終わったあとの本命としても使えます。今夜、数分後のアラームを一つセットして、まず鳴るかどうかを自分の耳で確かめるところから始めてください。
みんなが実際に聞くこと
アラームが鳴らないのは、なぜですか?
原因は一つではなく、五か所のどれかにあります。設定(時刻・曜日・AM/PM・オフのまま保存)、音量(アラーム音量は着信音量と別の系統。イヤホン接続も含む)、OS(省電力モードや電池の最適化、アプリの強制停止)、アプリ(通知やアラームの権限、バックグラウンド制限)、本体(スピーカーの故障、再起動待ちの状態)です。この順に確かめると、たいてい3分で見つかります。
着信音量は上げてあるのに、アラームの音だけ小さいのはなぜですか?
多くのスマホで、アラームの音量は着信音量と別の系統になっているためです。横の音量ボタンで変わるのは、そのとき鳴っている系統だけのことが多く、着信音量を最大にしてもアラーム音量は小さいまま、ということが起こります。設定画面の「サウンド」や「音」の項目で、アラーム音量のスライダーを直接確かめてください。
夜のうちに全部確かめる時間がありません。明日の朝だけ、確実に起きたいのですが?
原因さがしは後回しにして、今夜は二重にしてください。標準の時計アプリと、目覚ましアプリの二本立てで、時刻を数分ずらしてセットします。片方の系統に原因が残っていても、もう片方は別の経路で鳴ります。置き場所も分けておくと、枕元の一台がイヤホンにつながっていた、という取りこぼしも防げます。
スマホの電源が切れていてもアラームは鳴りますか?
鳴りません。電源のない端末では、どのアプリも動きません。充電残量が少ない夜は、充電ケーブルにつないでから寝てください。ここを曖昧にする目覚ましアプリの宣伝があれば、疑ってかまいません。
全部確かめたのに原因が見つかりません。どうすればいいですか?
機種側の深い設定に原因が残っている可能性があります。iPhone は「iPhoneでアラームが鳴らないときの対処法」、Android は「Androidでアラームが鳴らないときの対処法」で、機種ごとの手順まで掘り下げています。原因が特定できるまでは、標準の時計と目覚ましアプリの二本立てを続けてください。

