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iPhoneでアラームが鳴らないときの対処法:音量・サウンド・睡眠スケジュールの順に確認する

濃紺の壁を背景に、リブ編みのダークグレーの毛布の上に、画面が真っ暗なまま沈黙しているスマホが一台置かれている。

前の晩に画面で確かめたはずのアラームが、朝、鳴らなかった。iPhoneでこれが起きるとき、原因はだいたい決まった場所にあります。このページはiOSに限定して、確認する順番のとおりに書きます。機種を問わない切り分けの考え方は「アラームが鳴らない原因の切り分け方」にまとめてあるので、Androidの人はそちらから入ってください。

最初に一つだけ線を引きます。標準の時計アプリで鳴らないのか、あとから入れた目覚ましアプリで鳴らないのか。原因の場所が違うので、前者はこのまま上から、後者は後半の見出しへ進んでください。

着信音量のスライダーと「ボタンで変更」

標準アラームの音量は、音楽や動画のメディア音量ではなく、「着信音と通知音」の音量で決まります。設定アプリの「サウンドと触覚」(項目名は機種や世代で多少違います)を開き、スライダーが下がっていないかを見てください。

同じ画面にある「ボタンで変更」がオンだと、側面の音量ボタンでこのスライダーが動きます。ポケットの中で押されたり、着信音を下げたつもりの操作が積み重なったりして、いつの間にか最小になっていることがあります。オフにすれば、スライダーは設定画面からしか動かなくなります。

消音スイッチと集中モードは、標準アラームを止めません

標準の時計アプリのアラームは、消音スイッチをオンにしていても、おやすみモードや集中モードを有効にしていても鳴る設計です。つまり、ここを疑って夜中に何度も設定を見直す必要はありません。鳴らなかったのなら、原因は別の場所にあります。マナーモードまわりの思い込みを整理したい場合は「マナーモードでアラームが鳴らないときの対処法」を読んでください。あとから入れたアプリは事情が別で、これも後半で扱います。

アラーム音が「なし」になっていないか

時計アプリでそのアラームを開き、「サウンド」を確かめてください。一覧のいちばん下にある「なし」が選ばれていると、時刻になっても音は出ず、画面表示と振動だけになります。音を選び直して、その場で試聴しておけば確実です。

睡眠スケジュールのアラームと、通常のアラームは別物です

ヘルスケアの睡眠スケジュールで設定した起床アラームは、時計アプリの「アラーム」タブのいちばん上に、通常の一覧とは別の枠で表示されます。管理場所が二つあるせいで、片方だけ直して安心してしまう事故が起きます。よくあるのは、下の一覧をオフにしたのに上の枠が鳴る、あるいはその逆です。音量やオン・オフはこの枠の「変更」から設定するので、両方の状態を一度ずつ見てください。

イヤホンとBluetoothの接続先

標準の時計アプリのアラームは、イヤホンやスピーカーに接続したままでも本体のスピーカーから鳴ります。一方、サードパーティ製アプリの音は接続先に流れることがあり、外したイヤホンが枕元で小さく鳴っていた、という朝が起こりえます。他のアプリを目覚ましに使う夜は、寝る前に接続を切っておくのが確実です。

低電力モードとバックグラウンド更新

標準アラームは、低電力モードでもバックグラウンド更新の設定に関係なく鳴ります。影響を受けうるのは、通知の仕組みで音を出すサードパーティ製アプリの側です。他のアプリに任せる夜は、低電力モードを切り、そのアプリのバックグラウンド更新をオンにしておいてください。

再起動、それでもだめなら設定のリセット

ここまでの設定が全部正しいのに鳴らないなら、まず再起動です。一時的な不調はこれで消えます。それでも直らないときの次の一手が「すべての設定をリセット」で、写真やアプリのデータは消えませんが、Wi-Fiのパスワードや画面の設定などは初期状態に戻ります。メニューの階層は世代によって違うので、設定アプリ内の検索で「リセット」と入れて探すのが早道です。本体の初期化はこの後の最終手段であって、最初にやることではありません。

サードパーティ製の目覚ましアプリが鳴らない場合

あとから入れたアプリは、通知の許可がなければ音を出せません。設定アプリの「通知」からそのアプリを開き、通知を許可し、「サウンド」をオンにしてください。通知をまとめて後で届ける要約機能に入れている場合は外します。集中モードを使っているなら、そのモードの許可リストにアプリを加えてください。

そのうえで、iOS側の仕様として知っておくべきことが一つあります。手元の実測(2026年8月、iOS 26.6)では、ロックを解除して使っている最中のiPhoneでは、アプリのアラームはバナー表示になり、45秒たたないうちに音が止まりました。画面をロックして置いていたときは鳴り続けたので、試すときは必ずロックしてください。マナーモードでもきちんと鳴るアプリを選ぶ話は「マナーモードでも鳴る目覚ましアプリ」に実測つきで書いています。

設定を直しても、止めて二度寝してしまうなら

ここまでは「音が出ない」を直す話でした。しかし、音は出ているのに指一本で止めて眠り直しているなら、それは設定の問題ではなく止め方の問題で、スライダーをいくら上げても解決しません。計算を解くまで止まらないタイプなど、止め方そのものが違う目覚ましに切り替える段階です。どんな選択肢があるかは「目覚ましアプリのおすすめ」で種類ごとに整理しています。

みんなが実際に聞くこと

マナーモード(消音スイッチ)にしていても、iPhoneの標準アラームは鳴りますか?

鳴ります。標準の時計アプリのアラームは、消音スイッチにも、おやすみモードや集中モードにも止められない設計です。鳴らなかったのなら、原因は着信音量、アラーム音の「なし」、睡眠スケジュールとの取り違えなど、別の場所にあります。

イヤホンをつないだまま寝ても、アラームは聞こえますか?

標準の時計アプリのアラームは、イヤホンやスピーカーに接続していても本体のスピーカーから鳴ります。一方、サードパーティ製アプリの音は接続先のイヤホンに流れることがあり、耳に着けていなければ聞こえません。他のアプリを目覚ましに使う夜は、寝る前に接続を切るのが確実です。

睡眠スケジュールのアラームは、どこで管理されていますか?

時計アプリの「アラーム」タブのいちばん上に、通常のアラーム一覧とは別の枠で表示されます。音量やオン・オフもこの枠の「変更」から設定します。下の一覧をすべてオフにしても、こちらは残ります。逆も同じです。

低電力モードにすると、アラームは鳴らなくなりますか?

標準の時計アプリのアラームは、低電力モードでも鳴ります。影響を受けうるのは、通知の仕組みで鳴るサードパーティ製アプリの側です。他のアプリを目覚ましに使う夜は、低電力モードを切っておくほうが安全です。

全部確認しても鳴らないときは、どうすればいいですか?

まず再起動、それでも直らなければ「すべての設定をリセット」の順です。それでも毎朝の時報やタイマーの音まで出ないなら、スピーカー自体の故障が疑われるので、修理の相談に進んでください。

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