タスクをこなさないと止まらない目覚ましアプリ:課題ごとの向き不向きと一週間の続け方
目覚ましアプリのタスクは、計算、シェイク、ライブハント、QRコード、タイピング、記憶ゲームの六種類に分かれます。共通する仕組みは一つだけです。課題を解くまで、アラームは鳴り続けます。
このページでは、六つの課題を一つずつ、向いている人と向いていない人に分けて比較します。あわせて設定の流れと、挫折しないための一週間の使い方も書きます。
寝ぼけたままでもできる課題、起きないと終わらない課題
六つの課題は、大きく二つに分かれます。頭を使う課題と、体を動かす課題です。この境界を先に書いておきます。
計算、記憶ゲーム、タイピングは、ベッドに寝転んだままでも指先だけで終わります。寝ぼけたまま計算問題を解いて、そのまままた眠ってしまう人もいます。シェイクは体を動かす課題ですが、これもスマホを握ったまま腕だけ振れば終わるので、起き上がる保証にはなりません。
ライブハントと、QRコードだけが違います。洗面所や冷蔵庫のように、ベッドから離れた場所に対象を決めておくと、そこまで歩かないと課題が終わりません。本当に体を起こさないと終わらない課題は、この二つです。
| 課題 | 系統 | 何を確かめるか | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 計算 | 頭を使う | 注意力と作業記憶が動き出しているか | 目は開くのに指先だけで止めてしまう人 |
| 記憶ゲーム | 頭を使う | 集中力と短期記憶 | 朝の計算がストレスになる人 |
| タイピング | 頭を使う | 並んだ言葉をタップして順番通りに並べる集中力 | ゆっくり落ち着いて起きたい人 |
| シェイク | 体を動かす | 一定時間、体を動かし続けられるか | 目を開けていられない人 |
| ライブハント(対象物を探す) | 体を動かす・確認つき | ベッドを出て、決めた場所まで着いたか | 計算だと寝ぼけたまま解いてしまう人 |
| QRコード | 体を動かす・確認つき | 決めた場所まで歩いたか | 二部屋分は離れないと起きられない人 |
ライブハントとQRコードには、共通の注意点もあります。対象を決めるところに手間がかかりますし、暗い洗面所ではカメラがうまく認識しないこともあります。家族が対象を動かしてしまえば、朝から探し物になってしまいます。それでも、体を起こす効果はこの二つがいちばん確実です。
設定の流れ
設定は、前夜のうちに終わらせます。
まず、翌朝のアラームを開き、六種類から課題を一つ選びます。ライブハントかQRコードを選ぶ場合は、このときに対象も決めておきます。洗面所の鏡でも、冷蔵庫の扉でも構いませんが、家族が動かさない場所を選んでください。
次に、難易度を選びます。段階を上げるほど、課題が終わるまでの手間が増えます。最後に「しつこい」がオンになっていることを確認して保存します。新しいアラームは、この設定がオンの状態で始まります。
難易度は前夜に決める
難易度は、朝の自分に決めさせないのがコツです。
指先だけで止めてしまう自覚があるなら、段階を上げます。逆に、朝がつらくなるほど難しくすると、数日で挫折します。今の自分がどちらに近いかで決め、前夜のうちに固定してください。翌朝の自分は寝ぼけた状態で交渉してくるので、相手にしないのが一番です。
挫折しない一週間の使い方
最初の一週間は、無料で試せます。インストールから7日間は全機能が開いていて、計算ミッションの「中」の難易度は7日を過ぎても無料のままです。
使い方はこうです。最初の数日は、今いちばん困っている失敗のパターンに合わせて一つの課題を選び、そのまま続けます。毎朝、課題を変えるのはやめてください。変える基準ができないまま終わります。
それでも起きられない朝が続くようなら、頭を使う課題から体を動かす課題に切り替えます。計算で止めてまた眠ってしまうなら、ライブハントかQRコードのほうが合っています。一週間たっても変わらないなら、難易度を一段階だけ上げて、また一週間続けます。
スヌーズは課題を消さない
Wake Boom の設計は一つだけ徹底しています。スヌーズを押しても、課題は消えません。先送りされるだけで、課題を解かない限りアラームは終わりません。
課題を解く以外の抜け道もふさいであります。音を消しても、画面を伏せても、アプリを一覧から消しても、しつこいはそのつど戻ってきます。詳しい仕組みは マナーモードでも鳴る目覚ましアプリ にまとめてあります。
それでも、本当に急ぐ朝のための出口は用意してあります。「緊急脱出」を使えば止まりますが、寝ぼけた手が偶然触れないように何度か操作が必要で、使うとその朝はスキップ扱いになり、連続記録の一日分はつきません。出口はありますが、ただでは通れない作りです。
目覚ましアプリの比較
| アプリ | 対応 | 課題 | 料金 |
|---|---|---|---|
| Wake Boom | iPhone、Android | 計算、ライブハント、QRコード、シェイク、記憶ゲーム、タイピング | 7日間は全機能。以後もアラーム数無制限と、計算ミッションの「中」の難易度は無料 |
| Alarmy | iPhone、Android | 計算、写真、バーコード・QR、シェイク、スクワット | 基本無料。大半の課題は有料 |
| I Can’t Wake Up! | Android(iPhone は制限あり) | 計算、記憶、並べ替え、書き写し、バーコード | 買い切りの段階制 |
| 標準の時計アプリ | — | なし。音とスヌーズのみ | 無料 |
標準の時計アプリをあえて表に入れました。普通の大音量アラームで起きられているなら、それで十分だからです。課題つきのアプリが要るのは、それでも起きられない朝が明らかにあるときです。目覚ましアプリ全体の候補は 目覚ましアプリのおすすめ で幅広く比較しています。この判断のもとになった実測は アラームに気づかない人のための対策 にまとめています。
無料の範囲
7日間はすべての課題と難易度が開いています。8日目からも、次のものは無料のままです。
- アラームの数に上限はありません。時刻の設定、繰り返し、スヌーズ、アラームごとの音を含みます。
- 計算ミッションの「中」の難易度。
- 「やさしい」の音グループと、既定の音、自分で読み込んだ音。
ライブハント、QRコード、シェイク、記憶ゲーム、タイピングと、計算以外の難易度は、7日間を過ぎると有料の範囲に入ります。どの課題が自分に合うかは、無料の7日間のうちに一通り試してから決めるのが早道です。
今夜、一つ選んで試す
目覚ましアプリのタスクは、課題の種類より、自分がどこで失敗しているかで選ぶほうがうまくいきます。指先だけで止めてしまうなら頭を使う課題、起き上がっても二度寝するなら体を動かす課題です。音そのものが小さくて気づけない場合は、大音量で起きられる目覚ましアプリの比較 も合わせて読んでください。今夜のアラームで、まず一つ試してみてください。
みんなが実際に聞くこと
どの課題を選べばいいですか?
選び方は、失敗のパターンに合わせます。目は開くのに指先だけで止めてしまうなら、計算や記憶ゲームなど頭を使う課題で足ります。課題を終えてもベッドに戻ってしまうなら、部屋の中の対象物を探すライブハントか、歩く必要があるQRコードに切り替えてください。
スヌーズを押すと課題は消えますか?
消えません。先送りされるだけで、課題を解かない限りアラームは終わりません。
無料で試せる課題はどれですか?
計算ミッションの「中」の難易度は、インストールから7日を過ぎても無料です。それ以外の課題と、計算の他の難易度は、最初の7日間の無料期間のうちに試せます。
どうしても止められないときはどうしますか?
「緊急脱出」が常に用意されています。寝ぼけた手が偶然触れないように何度か操作が必要で、使うとその朝はスキップ扱いになり、連続記録の一日分はつきません。
電源が切れているスマホでも鳴りますか?
鳴りません。電源のない端末では、どのアプリも動きません。
Android で気をつけることはありますか?
Wake Boom のアラームは、目覚まし専用の登録の枠で動くので、通常は端末の省電力機能の対象外です。ただし、メーカー独自の電池最適化やアプリの休止は別の仕組みなので、目覚ましに使うアプリは自分で「制限なし」に変えてください。